図5味覚の相関
錘体神経支配が少し右寄りになって鈍くなっている。
下表の甘味と塩味、および甘味と苦味はp<0.001、塩味と酸味、および塩味と苦味はp<0.01の有意の正相関が認められた。
文献には血清亜鉛濃度が低値の者に塩分濃度の識別能の悪い者がいるとの報告がある。血清亜鉛の低値の者は1例もなく、塩味感度は良好である。塩味感度がよいということは、亜鉛欠乏を認めないと考えられる。
味覚テストを実施して患者を一層身近に感じるようになった。また舌を見ることで健康感も見られた。
味覚は口中全体で感じることがわかった。
80歳の男女2例に味覚感度低下がみられたが高齢であり、加齢と血糖コントロール不良の影響と
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